こんにちは!訪問看護師のことりです。
現在、私は訪問看護師として、利用者さんのご自宅をまわりながら日々のケアに奔走しています。初めに投稿してから何年たってんの?って思ったら16年(笑)
その間色々ありました。
「看護師」と聞くと、昔からの夢だったの?と思われがちですが…実は私のキャリア、かなり回り道をしています。
元々は飲食企業のマーケティング部門でゴリゴリに広告制作や店舗デザイン、CADを回し、その後はデザイン会社でUIデザインをしていた元・デザイナー(&在宅ワーク主婦)でした。
今日は、そんな私がなぜ一念発起して看護学校へ入り、看護師になったのか。その異色のキャリアストーリーをお話しします。
1. 前職は「デザイン・マーケティング」の世界
私の社会人スタートは、飲食企業からでした。 現場を経て、本社のマーケティング部門へ異動。そこでは本当に幅広い経験をさせてもらいました。
販促などの広告制作や、メニュー撮影の工程管理
店舗デザイン、CADを使った図面引き
Webデザインの基礎知識
その後、結婚を機に退職。ありがたいことに、当時取引先だったデザイン会社へお声がけいただき、入社することになりました。
そこからは在宅ワークをしながら主婦業をこなす日々。 広告制作や工程管理のスキルを活かしつつ、当時はまだ珍しかったiPhoneアプリのUI(ユーザーインターフェース)デザインなどにも少し関わっていました。 モノづくりや仕組み作りの楽しさにどっぷり浸かっていた、充実した日々でした。
2. 人生の転機:若き親の介護と、自分自身の「病気疑い」
そんな日常を送っていた私に、人生の転機が訪れます。
1つ目は、当時まだ若かった親の介護が必要になったこと。 公的な訪問介護などのサービスをフルで使うレベルではなかったものの、日常的な処置や介護が必要になり、初めて「医療やケア」の世界が我が家の現実として地続きになりました。この時の経験が、今の看護に活きているかもしれません。
2つ目は、自分自身の「病気疑い」です。 ある日、体に不調や疑いが見つかり、そこからなんと「10年間の経過観察」という長いトンネルに入ることになりました。
(※ちなみにこの件は、10年後にめでたく『無罪放免(異常なし)』となりました!笑)
この「親のケア」と「自分自身の健康への不安」というダブルの経験が、私の価値観を大きく揺さぶりました。 「人間にとって、生きること、健康であることってなんだろう」 「もっと直接的に、誰かの生きる時間を支える仕事がしたいかもしれない」
そう思ったとき、頭に浮かんだのが「看護師」という選択肢でした。
3. 看護学校入学、そして病院勤務へ
不安がなかったと言えば嘘になります。 それでも、動き出したら止まらない性格。猛勉強して看護学校へ入学しました。
周りは若いクラスメイトもいましたが、社会人を経てから学ぶ医学や看護は本当に面白く、濃密な時間でした。卒業後は無事に国家試験をパスし、まずは病院勤務からスタート。 医療の最前線で、看護師としての基礎を必死に叩き込む日々が始まりました。
4. そして現在:「訪問看護師」という仕事
病院での経験を経て、私が現在身を置いているのが「訪問看護」の世界です。
実は、私がかつて飲食やデザインの世界で培ってきた、
「相手のニーズを汲み取るアセスメント力」
「段取りよく進める工程管理スキル」
「見やすさ、分かりやすさを意識したコミュニケーション(UI的な視点)や間取りの察知能力」
これらが、訪問看護の現場でめちゃくちゃ活きています!
病院とは違い、利用者さんの「生活の場」にお邪魔してケアを提供する訪問看護。 そこで必要なのは、単なる医療知識だけでなく、「その人がどう生きたいか」をデザインする視点だったりします。在宅生活は様々なご自宅事情があります。看護や安全の視点を交えつつ助言をおこなったりもしています。
おわりに
飲食、デザイン、主婦、介護、病気、看護学生、病棟・訪問看護師…。
振り返れば本当にあちこち寄り道をしてきましたが、「人生に無駄な経験はひとつもない」と、今なら胸を張って言えます。この後、出産し、病棟看護師時代に産休、育休を経て復帰したのですが、またこれらも色々ありました(笑)
看護学生時代の話を思い出しながらまた書いていきます。
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