インターネットが、ルーターが普通に使えることが普通と思っている。
社内SEとして コンシューマー向け から 企業向けルーターの設定を行いますが、
今回は中華製ルーターを買ってみた話とやっぱり国産がスゲー話。
ポケットWifiではない、LANポートの有るLTEルーターを探していました。
当初はAliExpress で買おうかと思っていたところ、Amazon で売っていた とあるルーターが有り、
B1 B3 B5 B7 B8 B20 対応と書いてあって、レビューでも使えたと書いてあった。
アンテナが2本立っている、四角いそれを買ってみた。
見た目が安っぽいとか、使えれば問題ではなかった。
届いてSIMを入れて、電源ON!
最初に思ったことは、「起動中のステータスが判らない。」
少し待ってから設定画面に入り、まずAPNを設定しようとする。
日本の設定がE-MOBILEしかない。
APNの設定内容はネットで検索して、キャリアにも確認してあったが
ダイヤルアップ先が判らない。とりあえず自動で出てきたものを使用。
先にネットで調べた接続先と違ったから、まずここで不安になる。
ネットワークの死活監視をして再接続する機能があったので有効化しておく。
まずはいきなり繋がって一安心。
初めて導入するLTEルーターなので
どれくらいの品質で接続できるか、ネットワークが安定して稼働するかが不安。
丸一日、ルーターとWAN側にPING を 飛ばし続けて確認。
ログを見て驚愕した。5~30分でネットワークの再接続や、本体再起動が繰り返されている。
PINGを飛ばさずに放置しておいても12時間ごとにリブートする。
死活監視のせいで再起動しているかもしれない。設定を無効化してみる。
5~30分で ネットワークが繋がらなくなる。
負荷テストのため、
クライアントを2台繋ぎ、1台はPCから自動でBINGのニュースを巡回させて、
1台はiPhoneでインターネットをブラウジングしてみると、
数ページ進むだけで 負荷に耐え切れない。
(ログなどに出力されるわけではないが、セッション数が足りないと予測される)
32台のクライアントが接続できますと書いてある割にはゴミかも知れない。
SIMに通信制限がかかっているのか制限事項をキャリアに確認したり。
サポートにログと画像を送ってみたら、回答は「繋がってるでしょそれで大丈夫」的な回答。
いや、挙動がおかしいんだけども。
1週間ほどトライアンドエラーを繰り返した末に辿り着いた答えは「使えたもんじゃない」
他の中華ルーターも確認したかったが、導入に間に合わないこともあり
これも使用するキャリアのAPN設定は無かったけれど、マニュアルでAPN設定を行う。
前回同様、通信と負荷のテストを実施。
比べるまでもなかった。
安定した接続(まったく途切れなかった)が出来て、速度も十分。一度は疑ったSIMや通信制限もなかった。
これが中華ルーターと1週間格闘したあとだったので感動すら覚えた出来事でした。
ちなみに、よくあるZ社ポケットWifiもテストで使用。
バッテリー駆動だからか低スペックな感じ。クライアントは1台にしておいた方が無難。
0 件のコメント:
コメントを投稿